こんにちは!
現在2歳の娘ぴぴと生後11ヶ月の息子ちぃを育てています。
いずのすずみです。
子供たちとの日常を今回は3本の4コマ漫画でお届けします☆
素直になれない③

次の日の朝になってもぴぴちゃんは昨日のことをずっと引きずっていました。
こんな小さな子が罪意識を持って抱えていた…言うべきだけど言えない葛藤を抱えていた。
苦しかっただろうな…。
想像すると、心がきゅうんとなりました。
おもちゃも、ママも自分一人だけの物じゃなくなった寂しさから意地悪をしてしまう。
だから、自分の寂しい気持ちはちぃくんのせいだから、素直に謝れない。
この後「ママはいつもぴぴちゃんが大好きだよ」と言ってぎゅーっと抱きしめました。
私も一番上の子だったから気持ちが痛いほど分かる
私も3人兄弟、弟二人の長女だったから。
私が小さい頃に弟ができた時にとても戸惑っていました。
※下記注:人並みに愛情を受けてはいました。兄弟がいるとあるあるなのですが私があまりに覚えてい過ぎてトラウマになっていることです。
弟が生まれた時、私は2歳でした。
「弟」という概念も無く、母は専業主婦で保育園にも通っていなかったので、
その当時の私は「自分と同年代との遊び方」すら分かりませんでした。
「何か小さい赤ちゃんがいる。でも、どう接したら良いのか分からない」
初めて弟ができた時の2歳の私はそう思って、お姉ちゃんらしきことはできてなかったんです。
周りの大人の中に「赤ちゃんはこうやってお世話するのよ」とか「こうやったら一緒に遊べるよ」と教えてくれる人は誰もいないし、
戸惑ったまま弟とは関わることができませんでした。
そうするうち、「この子は全然小さい子の面倒見ようとしない」と親にも言われるようになり、
あまりに言われるもんだから「私は小さい子が嫌いなんだ。」と刷り込まれる形で思うようになっていきました。
自分は小さい子が嫌いで、でも親はその小さい子を優先する。
喧嘩の現場も見ていないのに弟が泣いたら自動的に私のせいにされる。
きっと私が、自分の子供を産むまで子供嫌いだったのは幼少期のこの思いがあったから。
なぜそんなことを覚えているか▼

小学校に上がった頃の私は、学校のテストはほとんど100点満点。悪くても95点とか。
体が大きかったのでまあまあ運動もでき、写生大会など学校の表彰系は毎年金賞みたいな子供でした。
両親は結構教育に関してスパルタだったのかなと思います。
それに加えて私があまりに毎回賞状貰ってくるので親も慣れすぎて(?)とても喜んで褒めてもらう、
ということがありませんでした。
私は甘えるのが当時から苦手で、普段軽い感じでそのことを母親に言えず、
いきなり「何でもっと褒めてくれないの?こんなに頑張ってるのに、喜んでくれないの?」と泣いて訴えたことがありました。
その時の母の反応が、
「じゃあ、『わあ~すっご~いきゃ~』ってこうやって大げさに騒いだらええん?毎回?(笑)」
と小馬鹿にただけでなくそれ以降変わることが無かったことが子供心に相当ショックで、
「本当の悩みは親にはできない」
という距離感ができてしまいました。
子供って、どこで傷ついてるか分かんないよ?
幼少期、私なりに弟とどう接していたか
上の弟は、ものすごく抱っこマンで抱っこから降ろされるとものすごく大声でずっと泣いているタイプでした。
あまりに泣きすぎてご飯も食べずに泣いている時があったので、よく母親に寝室に閉じ込められていたんです。
※今でも母親が精神的に参りそうだったら子供を安全な別の部屋に置いて一時離れると良いって聞きますよね。多分それです。
そういう時、いつも可愛がったりできない代わりにこっそり自分のご飯を食べ残して、
親の目を盗んで弟が閉じ込められている寝室に運んでいました。
自分のお菓子も一緒に持って行って、「見つからないように食べるんだよ」と。
それが、幼少期の私の精一杯の「弟の面倒を見る」でした。
きっと誰も覚えていないけど。
今となっては分かります。「そういうことじゃない」って。
でも、そういう方法しか思いつかなかったんです。
今の私が2人の子供とどう接しているか
今子供ができてからとっても気を付けていること。それは、
①いたずらは最初から悪気があるわけでは無いから前後の行動や表情をよく見る
ついつい反射的に「コラ!」って言ってしまいますが、
喧嘩をしている時だって双方絶対に何か理由がある。
例えば漫画に描いた姉弟喧嘩も、「あやまりなさい!」のところしか描いてませんが(手間の問題で(笑))
「今までぴぴちゃんのだったもんね。急に取られた気分になったんだね。分かるよ。でも、叩くのはダメ。ちぃくん痛い痛いだったからちゃんと謝ろうね。」
と、一度同情をしてから叱るようにしています。加えて、
「これは、ぴぴちゃんとちぃくん2人のおもちゃだよ。ぴぴちゃんもこれで遊びたくなったんだったらどうしたらいいかな?」
と解決方法を一緒に考え、「じゅんばんこ」なり「別のおもちゃを渡す」なり2人で答えを出します。
②できたのが何回目でも大喜びするし、出来なくても挑戦したことをほめる
ぴぴちゃんはもう一人でトイレ出来るようになっていますが、
「トイレをお知らせしてくれる」ことだけでも「教えてくれてありがとうね!」と喜んで伝えることにしています。
「褒める」と言うことに関しては、子供の方から「もういいよ」と言われる時までやると決めています。
目に見えてできたことを褒めるのは簡単ですが、見極めが難しいのが「挑戦したことを褒める」こと。
例えば、ぴぴちゃんがおしりふきを何枚も出しているところを目撃するとどうしても怒りそうになってしまいますが、
よく見てみると、ちぃくんがうんちをしているのに気付いたからおしりふきを出していた、ということがありました。
一見いたずらに見えても、子供が一生懸命ママのためにどうにかしようとしてくれている場合がある。
私だって見逃してしまっていることばかりだとは思いますが、なるべく見つけて「ありがとう」と言っています。
③毎日何度も「大好き」と言ってぎゅー
朝起きた時、遊んでいる最中、甘えてきたとき、失敗したとき、夜寝る時。
ことあるごとにぎゅーして大好きと伝えています。
特に叱ったり怒ったりした後は子供がとても自信を無くしている時。
どんなに怒っていてもこれだけは絶対に欠かさないことにしてます。
そして、片方をハグしたときはセットでもう一人もハグ。
どっちかが多い、少ない、って子供にとっては大変な問題だから。
子供は親が思っている以上に親を見ている
もし、大人になって小さい時のことを覚えていなくても、
それは良くも悪くも無意識の習慣となって残っていると思います。
人との接し方だったり、生活習慣だったり。
内容は人によって違うと思いますが。
ただ、一つだけ言えるのは、赤ちゃんは大人の言っている言葉を理解しています。
そして言われたことに対して生まれたての小さな心を揺り動かしています。
なので、小さい時は特に惜しげも無く恥じることなく愛情表現をして欲しいなと思います。
一話▼
コメント
幼い頃苦労されたんですね。
まあ、育児に限らずですが、大事なのは「相手の立場で言動する」だと思いますよ。